【ヘルガー】悪と炎

HP 75/363
攻撃 90/278
防御 50/198
特功 110/318
特防 80/258
素早 95/288
合計 500/1703


役割
カビやカイリキーのお供として有名な追い討ちポケモン。
死神のごとく霊やエスパーを昇天させる姿はえげつない。
今回の分析はいかにして追い討ちを確実に決めるかについて注目していこう。


確実に追い討ちを決めるには
普通に後出し交換で出したのでは読まれて苦手な相手をぶつけられてしまう。
耐久力が無いので一回読まれるだけでもかなり辛い。
例としてまきびしダメージ2回入っておけばゲンガーの10万3発で確実に落ちる。
まきびし1回からでも危険範囲、Lv50ヘ:HP181、Lv50ゲの10万:50〜59
交換際から攻撃されれば3発なんてすぐいく。いくら木の実があるとはいえ長期戦は辛い。
ということで、安全にヘルガーをどうやって出すかというところが重要になる。
そして追い討ちの一撃では相手を倒せないことが多いので
最低2回は追い討ちを決めるつもりでダメージ計算などをしておこう。

後出し
受けあう対戦の基本ではあるが上にも書いたとおり
交換を読まれやすいのと例え交換されなくても攻撃されると低数回で落ちる可能性が高い。
特にヘルガーの追い討ちはかなり警戒されるので初回目はまず決まらないと思っていい。
といっても後出しをしないとしないで相手は楽なので
何回かのチャンスに一回は普通に出してみたほうが効果的。

同時出し
相手が霊やエスパーを出しそうなときに出す、いわゆる先読み。
リスクは大きいが流れさえ掴んでいれば意外と簡単に出来る。
後出しと違って相手は警戒しにくいことと交換際のダメージが減る。
霊やエスパーにヘルガーを正面からぶつけることができれば
追い討ちと他の技の2択でほぼ有利に立てる。
その状況なら追い討ち連発でも相手に決定打が無ければ問題なし。
問題はリスクの大きさだろう。相手のほうが先の先まで読んでいた場合
出てきた瞬間、攻撃を喰らって耐久力が無いので即死ということも考えられる。
この攻撃のダメージ量を考えながら仕掛ける必要がある。

待ち
相手の先読みを読んで苦手な相手相手に留まっておくこと。
はっきりいって同時出しよりリスクが大きい上に状況が限られてくる。
自分でこの状況を作りたいなら噛み砕く、悪夢あたりを使うといいだろう。

吠えるで呼ぶ
やはり一発喰らうリスクをこいつで冒すのは辛い。
やるなら壁でつないで極力リスクを減らすようにするか
攻撃能力が低いヤツ相手にやるか、カウンターと吠えるの2択でどうぞ。

後攻バトンで繋ぐ
後攻バトンは相手の行動を見てから交換できるので安全に出せる。
もしヘルガーを出しにくい行動を取っているようなら
もう一匹に交換先を変更できるのは耐久力の無いヘルガーには大きい。
最大の欠点はバトンタッチを使えるポケモンが少ないこと。
霊やエスパーを呼べることと他にできることがあると絞るとさらに限定される。
カビ受けや鈍いの効果的バトン、エアームドのドリルを受けて後攻バトン可能な
ハッサムや格闘受けや粉類を使えるモルフォンあたりが候補だろう。


技構成の見本
【火炎放射or噛み砕く/追い討ち/泥棒/眠る】はっかor奇跡の実
多分これが一番使いやすい型。一番長く生き伸ばせて相手にも脅威になる。
これより寝言型が多いが寝言中の追い討ちは普通の技になるのは辛い。
霊やエスパーにできるだけ脅威を与えたいなら寝言型でもはっかor奇跡の実は必須。
相手の恐怖だけ考えれば泥棒で相手の道具を取れる分こっちが上。

【火炎放射/追い討ち/噛み砕くor悪夢or吠える/眠る】はっかor奇跡の実
噛み砕くor悪夢は待ちの形を狙う型。吠えるは呼ぶたいときにどうぞ。
ここで同時に紹介したのは技については上にあるのでいいが
火炎放射(大文字)と噛み砕くのどちらを主力技にするかについて考えてみよう。
例えば追い討ちを読んで相手が攻撃してくる状況を考えてみよう。
ゲンガー(LV50HP166<黄金の実+30>、こちらもLv50)に対して
火炎放射 69〜82 3発
大文字 87〜102 2発
噛み砕く 112〜138 2発
流石に効果抜群なので噛み砕くのほうが威力は大きい。
が、追い討ち(交換時、ダメージ122〜144)ダメージを足すと
火炎の最小乱数でも確実に倒せる計算になるのであまり気にしなくていい。
黄金の実の回復はやっかいだがこれもあまり問題ではないみたいだ。
むしろ追い討ち(通常時)×3のダメージでそれなりの確率で死ぬ計算になるので
霊相手には多くダメージを与えたい場合以外は他の技よりこっちのほうが有効。
炎技か噛み砕くのどちらかを選ぶかは他のポケモンのことを考えたほうがいい。
例えば☆、エアのどちらを倒したいかで選ぶような感じで。

【大文字/ソーラービーム/日本晴れ/眠る】はっかor奇跡の実
ほとんどエースで使用と思われる。
悪くは無い型だとは思うがカビゴン、ハピナスの多さを考えたら
特攻の威力がエースとしては少々足りない。

【火炎放射/噛み砕く/起死回生/堪える】気合のハチマキ
低レベルで使っても警戒してない相手にははまるかも知れない。
ただバンギラス相手には有効かもしれないが
カビゴン、スイクンを一撃で倒せそうに無いのは辛い。


まとめ
やはり追い討ちを決めることが存在理由みたいなポケモンだった。
しかし鈍いカイリキー、爆パンカビ+ヘルガーは
誰でも使いやすい(個性が無い)くせに強過ぎる(ハメ)と思われてるのも事実。
パーティや残りの技でできるだけ+αを出し
うまく使いこなしてるように見せるのが重要だろう。